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第3講 必ず受かる答案作成法!
- 設問をキッチリ分析し、試験官の要求を把握しよう
- 答案の設計図であるプロットを作成しよう
- 執筆時に気をつけること
- 他人の目で冷静に推敲しよう
答案の設計図であるプロットを作成しよう
プロット(あらすじ・構成)は小論文の命。設問の要求に従い、きっちりとプロットを作成しよう!
設問が要求する型どおりにプロットを立てよう
つぎはいよいよ「プロット」の作成です。
「プロット」というのは、「あらすじ」あるいは「構成」という意味です。小説などで言えば、登場人物の設定や事件の流れなどを書いたもの、 論文で言えば、章立てや段落構成の計画書を意味します。
そしてプロットの作成で気をつけるべきポイントは以下の三つです。
- 段落数
- 字数配分
- トピックセンテンス
型どおりに小論文を書けばよい人は、基本の型どおりにプロットを作成すれば問題ありません。段落数、文字配分もおのずから決まるでしょう。
しかし、設問が独自のプロットを要求している場合は、注意が必要です。
たとえば、以下の設問を見てみましょう。
(資料文を読んで)
問: 現在、様々な地球環境の変化が問題となっています。あなたはその中で特にどのようなことに関心を持っているか記述し
なさい。あなたがその環境変化を調べるためのモニタリング(広範囲で長期間にわたって行う調査)を実施するチームのリーダーになるとしたら、どのよ
うな目的でモニタリングをしますか。調査対象、調査地など実施方法を添えて、あわせて600字以内で記述しなさい。
(秋田大学 00年度 後
期 人間環境 資料読みとり型小論文 ※カッコ内は石井)
この設問で出題者が要求していることは以下の四つです。
- 環境の変化に関する問題の中で、自分がどのようなことに興味を持っているかを述べること
- モニタリングの目的を書くこと
- 調査対象、調査地など実施方法を述べること
- すべてを600字以内で述べること
あなたはこの四つの要求をすべて満たす形で答案を作成しなければなりません。すると、この設問から考えられる段落構成と字数の割り振り は、必然的に以下のようになります。
| 第1段落: | 自分が興味を持っている環境の変化を述べる。 (50字~100字) |
| 第2段落: | なぜ自分がその問題に興味を持っているかの理由。 (100字) |
| 第3段落: | その問題を調査するためにどのようなモニタリングを行うべきか。 (50字~100字) |
| 第4段落: | モニタリングの目的。 (100字) |
| 第5~ 最終段落: |
モニタリングの具体的な方法。 (200字~300字) |
このように、設問にきちんと答えようとすると、自然に段落数と字数の割り振りが決まってくることが非常に多いのです。ですから設問をしっかり読み、そして 設問が要求している論文の構成はどのようなものなのかよく考えましょう。
そうして、段落数と字数の割り振りが決まったら、今度は、各段落で何をいうかを、簡潔に書き込みます。そしてその文がそのままその段落のトピックセンテン ス(その段落の核となる文)になるのです。
以下に、上記の段落構成にトピックセンテンスを加えたものを挙げます。ここまで書けてプロットは完成です。
第1段落:自分が興味を持っている環境の変化(50字~100字)
〈トピックセンテンス〉
環境の変化に関する問題で、私が一番興味を持っているのは酸性雨の問題である。
第2段落:なぜ自分がその問題に興味を持っているかの理由(100字)
〈トピックセンテンス〉
なぜなら、酸性雨は二酸化炭素を吸収する森林を減らしてしまうからだ。
また、酸性雨の問題は一国だけの対応では問題の解決に結びつかないからだ。
第3段落:その問題を調査するためにどのようなモニタリングを行うべきか(50字~100字)
〈トピックセンテンス〉
酸性雨の実態を調査するために現在のアメダス装置に成分分析の機能を付け、雨が降るごとにその中に含まれる物質とph値を調べる。
第4段落:モニタリングの目的(100字)
〈トピックセンテンス〉
全国的、かつ長期間にわたる酸性雨の実態を調べ、酸性雨の予報や防止対策に必要な情報を得る。
第5~最終段落:モニタリングの具体的な方法。(200字~300字)
〈トピックセンテンス〉
全国にあるアメダス装置に成分分析の装置を取り付ける。
同種の装置を世界中に設置し、酸性雨の発生状況を世界規模で把握する。
→実施に伴う問題点と対策も書く。
どうでしょう。プロットの作成方法がおわかりいただけたでしょうか。